ギャラリー・当院の特徴
当院の特色
当院は常勤医師1名のみの極めて小規模なクリニックですが、代表統括医師は医師免許取得後、大学病院(特定機能病院)、地域医療支援病院という2箇所の大規模総合病院精神科に勤務し別項にお示しした研鑽を積んでまいりました。
当院の特徴を以下に提示いたします。
1.心身症、精神疾患、老年期神経病の早期診断、初期治療を担います。
「駅近でアクセスが容易」「先ずはどの医療機関、診療科を受診したらよいか不明」など情緒変化、また行為症状の生じた患者さまにとりメンタルヘルス、ストレスケアに関する受診の窓口として機能します。
より早期、軽症の段階での診断確定は治療開始を早め良好な予後が期待できます。
2.病診連携を積極的に推進します。
A)高次評価・判別機能を要する患者さまには近隣高次医療機関へ可及的速やかに精査を依頼いたします。
このため、器質性、症状性精神障害の判別と原因となる疾患の同定、重症度の判定が迅速かつ容易である利点が挙げられます。
B)情緒不安定や行動統制不良など病像の急性増悪を来たした患者さまに対してご本人、ご家族と善後策を協議のうえ、近隣高次医療機関へ可及的速やかに入院加療を含めた包括的対応を依頼いたします。
3.他科との連携を担う。
身体疾患治療のため他科を受診中の患者さまに発生した精神症状に対し身体各科主治医の要請に応じてコンサルテ-ション・リエゾン精神医学の立場から積極的に関与して参ります。
4.当クリニックでは医師と協業して臨床心理士による心理検査 ( 保険適応あり )、心理相談 ( 保険適応外となります )、カウンセリング ( 保険適応外となります )、を行っております。
ただし同職は客員勤務 ( 非常勤 ) のため対応日ほかの詳細は窓口にてお尋ねください。
5.作業療法士の勤務が無いため、精神科デイケア、リハビリテ-ションは行っておりません。
院長からひと言
2015年06月に横須賀市中心部の若松町1丁目1番地 野上屋ビル5階 に「心療内科」「精神科」「老年神経科」の専門クリニックを開設いたしました代表統括医師(院長)の太田共夫(オオタ トモオ)です。
皆様は「心療内科」「精神科」にどのようなイメ-ジを持たれるでしょうか?
「そういえば名前は聞いたことがあるけれどはっきりしたイメ-ジはもてないなぁ」「なんとなくとっつきにくいね」など漠然とした敬遠感を持たれる方も多いことかと存じます。
「心療内科」「精神科」はともにストレスケア、(体の病気、恐怖体験、失業、いじめなどの心理・社会的ストレッサ-に持続的にさらされる事で身体面(肩こり、目の疲れ、自律神経の乱れ)、心理面(不安、落ち込み,イライラ、不眠、怒り)、身体面(生活の乱れ、暴言・暴力、暴飲暴食)への影響が現れ、ひいては身体疾患(自律神経失調症、生活習慣病など)、精神疾患(うつ病、パニック障害、など)の発病に至る経過を予防、治療すること)、また、メンタルヘルス、(直訳すると「心の健康」となりますが、より正確には「心身ともに健康な状態」を保つこと)、の向上に寄与いたします。
同等のストレスであっても、ストレスの感じ方はひとそれぞれです。
病気の有無などの身体条件に加えて、性格や価値観などの「心の要素」が異なるためです。平成19年度の厚生労働省 労働者健康状況調査によれば、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合は 58% に及ぶと報告されております。
わが国のような成熟した社会では「急性ストレス」よりも「持続的な慢性ストレス」にさらされることが多く心身の不調を来たす人が増加しております。
ご自身の心身状態を意識的にチェックし必要に応じて専門家への相談を含めた早期かつ適応な対応が大切です。
この意味において、精神科、心療内科の両科の長所をベストミックスさせた心身医療が果たすべき役割は近年急激に増加しつつあるといえます。
代表統括医師(院長)
太田共夫(オオタ トモオ)
診療内容