
過度のストレスがかかると、人間には、身体症状や精神症状、行動の問題などが起きてくるといわれます。
呼吸困難、動悸、疼痛やめまい、不眠、吐き気、腹痛、などの身体症状。
不安や抑うつ感などの精神症状。
そしてギャンブル依存、不登校、会社に行くことができないなどの行動の問題。さまざまなストレスや悩みが複雑に絡みあって、これらの症状や問題を引き起こしていることも多く見られます。
いくつもの病院を受診されても原因がわからないといわれた方や、こんな症状や悩みで受診しても良いのだろうかと迷っている方もいらっしゃると思います。
もちろん、全ての症状の背景にストレスや心理的な問題があるわけではありませんが、心あたりのある方は一度、ご相談、または受診されることをお勧めいたします。
うつ病の精神症状や、うつ病の身体症状は自分では気がつきにくいので、周囲の人が先に気付き、「遅刻が多い」「怠けている」「仕事をしない」などと誤解される場合があります。
一方で体が疲れて動かない、疲れやすい、能率が下がった、体がついてこないなどのうつ病の症状で、ご自身が自覚する場合もあります。
些細なことで相談してよいのか?とおひとりで悩まず、早めに受診なさることをお勧めします
パニック障害とは、何の前触れも原因もなく、突然めまいや動悸、息苦しさを感じるといった症状が起こる病気です。
誰でも緊張や不安、恐怖を感じたら、ドキドキしたり息が苦しくなったりします。
しかし、パニック障害は何のきっかけもなく、そうした症状に見舞われます。
社会不安障害とは、人から注目されるような場面で、自分が恥をかいたり恥ずかしい思いをするのではないかと不安になったりして、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたすようになることを言います。
入学や就職、結婚といった身の回りの環境の変化、ライフイベントなどに対する反応が通常予想される程度より大きく、社会的または職業的(学業上)障害を生じる場合を適応障害といいます。
わかりにくい言い方ですが、環境など外部の問題との関連で反応として情緒、行為の障害や、抑うつ気分、不安などとして現れる場合をいいます。
自分では無意味とわかっていたり、やめたいのにやめられない行動や、ある考えがいつまでも頭から離れないなどの症状に悩まされている方もいらっしゃると思います。
その何回も頭にうかんでくる考えを強迫観念とよび、それを打ち消すための行為を強迫行為とよびます。
腹痛や下痢、便秘などを頻繁に繰り返す病気です。基本的に胃や腸の機能的な異常といわれています。
電車やバスなどの公共交通機関における通学、通勤時や、学校での授業中、会社の会議中などストレスがかかる状況やその前におこることが多くみられます。
消化器内科などで他の器質的な疾患がないことを確認していただくことが前提となります。
・健康保険証
・お薬手帳(ない場合は服用されているお薬を持参ください)
・各種医療受給者証(自立支援医療受給者証など)
・紹介状(お持ちの場合)
心療内科の診療で対話は生命だと思っています。よくカウンセラーはいないのかという質問があるのですが、私は自分で患者さんと対話したいのです。
いろいろな患者さんを診てきて、どんな治療をするかはもちろん大事ではありますが、絆があることがなによりも大切だと思うことも良くあります。そしてその人が置かれているストレスや、環境、大げさに言えばその人の人生が症状と関係しているように思うこともよくあります。
対話の中でそうしたものが見えてきたらといつも思っています。
初めてご来院される方は、まずお電話にてご予約の上、ご来院ください。
30分から1時間程度のお時間を頂き診療を行います。必要に応じて心理検査も行います。