[020717] 2020-12-14
心療内科・精神科 アルコール外来/デイケア 
さくらの木クリニック 秋葉原
  • 心療内科 精神科 アルコール外来 アルコールデイケア

〒101-0033 東京都 千代田区神田岩本町1番地 清水ビル2F

03-3255-3960

http://sakuranoki-akihabara.com/

秋葉原駅徒歩5分
岩本町駅徒歩1分 [地図]

東京でアルコール依存症専門の心療内科をお探しなら、さくらの木クリニック 秋葉原へ。
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ギャラリー・当院の特徴

人を一本の「さくらの木」に喩えるとすると、人の一生は「さくらの木」が過ごしていく四季のようなものだと思います。

美しく花が咲き乱れる人生の春。(思春期~青年期)
強い日差しの中、青葉が生い茂る人生の夏。(中年期~壮年期)
日々深まっていく紅葉が味わい深い人生の秋。(初老期)
生まれてきた意味を総括し、自分の貴重な経験を次世代に伝えていく人生の冬。(老年期)

人生の中のそれぞれの季節には意味があり、季節の中で移り変わっていくからこそ、人の一生はいとおしく美しいものなのだと思います。

さくらの木クリニック 秋葉原は、人生のそれぞれの季節の中で、皆様が自分らしく健やかに、そして何より、二度と来ない「今日」という一日を幸せに過ごせるように、全力でサポートして参りたいと思っております。

当院の特色

アルコール外来

アルコール依存症について
アルコール依存症とは
アルコール依存症は、慢性アルコール中毒(アル中)などと呼ばれ、いまだに多くの誤解と偏見に包まれている疾患です。
しかしアルコールは、麻薬や覚醒剤などと同じく依存性薬物の一つであり、アルコール依存症は、飲酒する人なら誰でも罹患する可能性のある「生活習慣病」の一つなのです。

老若男女を問わずどんな方でもアルコール依存症に陥る可能性がありますが、特に、几帳面で真面目な人、他人に気を遣い過ぎる人、繊細で神経質な人、せっかちでのんびりと過ごすのが下手な人、寝付くのが苦手な人、他人に弱音を吐いたり愚痴を言ったりしない人、対人緊張が強い人、といった性格の方々が、自己治療的に習慣的な飲酒を続け、その結果、いつの間にかアルコール依存症に陥ってしまい、進行していくケースが多いように思えます。

アルコール依存症の本態
アルコール依存症は、長年の飲酒の結果として生じてきた「飲酒コントロール障害」です。脳内の「アルコールに対するブレーキ」が次第にきかなくなっていく慢性進行性疾患です。
アルコール依存症が進行していくと、「今日は節酒しよう」と思っていても、ほどほどで切り上げるということができなくなります。無理に飲酒を止めようとすると、イライラ感、不安感、不眠、頭痛、吐き気、下痢、手指振戦、発汗、頻脈、動悸、倦怠感など、様々な離脱症状が出現します。

端から見ると好きで飲んでいるように見えますが、自分の意志ではアルコールを止めることができない状態になってしまっているのです。
一定期間の禁酒は可能ですが、ひとたびアルコールを口にすると、強烈な飲酒欲求が再出現し、連続飲酒する元の状態に戻ってしまいます。
アルコール依存症から回復するためには
残念ながら現代の医学においても、一度壊れてしまった「アルコールに対するブレーキ」を元に戻すことはできません。
アルコール依存症から回復するためには、断酒継続が必要不可欠となりますが、自分一人の力だけで、長期間、断酒を続けていくことは、極めて困難であると言われています。

断酒を継続し、アルコール依存症から回復していくためには、自分の力だけに頼るのではなく、専門医療機関への外来通院やアルコールデイケアへの通所、自助グループへの参加、抗酒剤や断酒補助剤の服薬など、周囲からの助けを借りることが絶対に必要となります。

アルコール依存症のご家族の方へ
アルコール依存症は、「否認の病気」と言われています。
周囲の目から見ると明らかに飲酒の問題が深刻化しているにも関わらず、当の本人は「自分はアルコール依存症ではない」「ちゃんと仕事はしている」「飲んで暴れるわけではない」「自分よりひどい人はいっぱいいる」「自分の金で飲んで何が悪い」「若い頃に比べれば酒の量はずいぶん減っている」などと反論や言い訳をし、自分がアルコール依存症であることを決して認めようとしません。
これは「否認」というアルコール依存症の代表的な症状です。アルコール依存症が進行するにつれて、知らず知らずのうちに、アルコールがなくてはならないものになってしまっており(精神依存)、「お酒を止めなければならない」と認めることが怖くなっているのです。

お酒の問題は、「近所にも親戚にも友達にも恥ずかしくてとても言えない」と思っているご家族は多いです。しかしお酒の問題を身内の中だけで隠蔽し、身内だけで解決しようとすればするほど、本人のアルコール依存症は進行していきますし、家族は崩壊していきます。
回復するためには、外部の力を借りることが重要です。近隣の精神保健福祉センターや保健所に相談してみることも有効ですし、職場の上司や産業医の先生からの業務命令として、専門医療機関の受診を勧めるようなアプローチもいいでしょう。

当院では、ご家族に対して、経験豊富な専門スタッフによる「アルコール家族相談」を行っています。本人が受診されなくても、相談可能です。
また毎月1回(第3土曜日14時~16時)、「アルコール依存症家族会および家族教室」を院内で開催して(無料)、ご家族同士の情報交換や交流の場を作っていく予定です。
詳しくは、お電話にてご相談ください。


アルコールデイケア

アルコールデイケアとは、日中の6時間( 月~金、10時~16時 )を、クリニック内で専門スタッフとともに過ごしていただき、レクリエーション療法、作業療法、調理教室、ビデオ学習会、映画鑑賞会、ヨガ・ストレッチなどのスポーツ療法、創作活動、断酒ミーティング、集団心理療法、就労準備トレーニング、社会奉仕活動、医学的講義、などを行う通院治療プログラムのことです。
クリニックの中に留まらず、適宜、東京都内の名所見物や遠足、近隣体育館を借りてのスポーツ療法なども行います。

アルコール依存症からの回復過程では、お酒のない日常生活のリズムを作ることが不可欠です。
自宅に一人でいると、生活が不規則になってしまったり、いろいろと考え込んでしまい、不安感や孤独感が強まることがよくあります。アルコール依存症の場合、このような状態は再飲酒(再発)に直結します。毎日、デイケアに通所することで、日常生活の規則性、体力の向上などが計られ、社会復帰のための準備となります。
また、利用者同士がともに交流することで、互いに友情が生まれ、社会復帰に必要な協調性や対人関係能力、コミュニケーション能力などを取り戻していくことが可能になります。当院ではデイケア参加を通じて、自助グループへの紹介なども行っていく予定です。

当院では、秋葉原という交通至便な立地を生かし、下記のような方に、当院のアルコールデイケアを利用していただきたいと思っております。
なお、アルコールデイケアの開設時間は、月曜日~金曜日(10:00~16:00)です。主治医と相談の上、週1日から週5日までの参加が可能です。

院長からひと言

さくらの木クリニック 秋葉原のホームページをご閲覧いただき、ありがとうございます。当院は、2014年10月より開院しました心療内科・精神科の外来クリニックです。
うつ病、うつ状態、躁うつ病、不眠症、不安障害、パニック障害、職場不適応、重度ストレス反応、統合失調症など、心の疾患全般を診療いたします。

また当院は、都内でも数少ないアルコール依存症の専門外来・専門デイケアを併設し、アルコール依存症の方々に対する外来診療、断酒継続のための生活援助、社会復帰支援、自助グループへの紹介などにも力を注いでいます。

心療内科・精神科といいますと、いまだ偏見を持たれる方も多いかと思いますが、現代のストレス社会においては、どんな方でも知らず知らずのうちに、心の疾患に陥ってしまう可能性があります。現代の日本で休職される方の約7割が、うつ病を中心とした心の疾患であるとの調査もあります。特に気持ちが優しく几帳面で真面目な人であればあるほど、周囲からの期待に応えようと頑張りすぎてしまい、心の疾患に陥ってしまう傾向が強いように思えます。

当院は、このような心の疾患に対するメンタルクリニックとして、秋葉原駅(各線)徒歩3~5分、岩本町駅(都営新宿線)徒歩1分という、通院しやすい交通至便な地に開院いたします。週2回の夜間外来や、土曜外来も行いますので、働きながら通院することも可能です。

心療内科・精神科への受診に対して、ためらいを感じていたり、迷われていたりする方もいらっしゃるかと思いますが、心の疾患はそのまま放置しておくと、いつの間にか重症化してしまう危険性もあります。どんな小さなことでも構いませんので、ご心配なことやご質問などがありましたら、遠慮なく、お尋ねくだされば、お力になれるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。