当院は、ER(初療室)のみで手術室がなく、各専門医をそろえた病院ではありません。そのため、外傷に関しては、救急診療後に専門的手術が必要な方は転送し、保存的治療の方のみ入院診療を行います。
内科に関しては、高齢者のサブアキュートやお看取り、抗生剤で治療可能な疾病の方の入院など、地域の中小規模病院に求められる診療を行っています。
病棟業務の大きな特徴は、入院患者さんの多くがpost-救命、post-ICUの時期の転入院であり、意識障害や四肢麻痺が遷延しているか、気管切開の状態で人工呼吸器の離脱ができず回復の見込みが厳しい方々の診療となることです。
治療目標は現状維持かつ急変時はDNAR対応の場合が多く、ご家族の気持ちに寄り添いながら当院で可能な範囲の全身管理をしていきます。
小児科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、形成外科が専門の先生は、外来のみの勤務でも可能です。