◆ 地域皆様のより良い健康と暮らしのために ◆
皆さま、突然ですが 「診療のガイドライン」 というものをご存知でしょうか。
高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)などの生活習慣病、そして気管支喘息や
慢性閉塞性肺疾患など様々な疾患にはガイドラインというものがあります。
このガイドラインとは何なのかを、説明したいと思います。
世の中には、様々な病院があり、様々な考えをもつ医者がいます。
そのいろいろな医者が、自分の勝手な理屈や知識で治療を行っていたらどうでしょうか。
誤った理屈や知識である可能性もあり、それは決してあってはならないことです。
そこで、出来る限りどこの病院へ行っても、同じレベルの医療が受けられるのを可能にするのがこのガイドラインです。
ガイドラインは、その道の専門家(例えば高血圧であれば、高血圧に詳しい先生方)が集まり、議論をした上で最も良いとされる医療を示してくれたものです。
私たち一般の医者が、それに習って治療を行うことで、病院による医療の質の差がなくなり、どの病院でも、標準的でより良い医療を行うことが可能となるのです。
ひらの内科クリニックでは、診療のガイドラインのあるものは、そのガイドラインを遵守して治療を行っていくことを心掛けております。
クリニックですので、特殊な医療は行うことは出来ませんが、ガイドラインに従い治療を行うことで確かで、皆さまに安心して頂ける医療が提供出来ると思います。
◇ 一般内科 ◇
風邪、インフルエンザ、急性胃腸炎、急性気管支炎、膀胱炎、花粉症などのよくある病気にも対応いたします。
●地域の皆様の“かかりつけ医”です
体の調子が悪い時に多くの人が最初に受診する「内科」は、適切な医療を受けるための“総合窓口”としての役割も担っています。
地域の皆様の“かかりつけ医”(ご自身・ご家族の日常的な診療、および健康管理をしてくれる身近なお医者さん)として、患者様に寄り添うようにしながら、丁寧な初期診療(プライマリ・ケア)をいたします。
次のような症状の患者様はお気軽にご相談ください。
・発熱、咳、喉の痛み
・腹痛、頭痛、胸の痛み、動悸
・嘔吐、下痢、血尿、便秘
・倦怠感、体重減少 など
※不定愁訴(原因のはっきりしない体の不調)についてもご相談ください。
◇ 生活習慣病 ◇

平野内科クリニックでは、この生活習慣病の治療をしっかりと行っていくことが何よりも重要であると考えております。
生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などがあり、いずれも運動不足、過食、そして肥満といった生活習慣の不摂生が主な原因となる慢性疾患です。
生活習慣病の怖いところは、その多くに自覚症状がないことです。
つまり、気が付かないところで、ひそかに病状を進行させていき、徐々に体を蝕ばみ、その先には脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる疾患が待っているのです。
生活習慣病をしっかりと管理していくことで、そのような事態になるのを防げます。
一人でも多く、そのような重篤な疾患の発症を未然に防げるよう努力したいと思います。
◇ 呼吸器内科 ◇
肺や気管支、胸膜などの疾患や症状を診療する診療科目です。
当院では、かぜ、咽頭炎、扁桃腺炎、気管支炎、肺炎などの急性の感染症から気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、慢性気管支炎、肺結核後遺症、肺非結核性抗酸菌症、気管支拡張症などの慢性の呼吸器疾患全般の診断・治療・管理を行っております。
長びく咳や痰が切れにくい、動くと息切れがするといった症状のある方は呼吸器の病気が隠れている可能性があります。
当院では、病気の全ての可能性を考えながらも、患者様に出来るだけわかりやすくご説明を行うなど徹底したインフォームドコンセント(情報提供と同意)のもと、患者様にとって最適な医療のご提供を心がけております。
◇ ぜん息 ◇

気管支喘息(ぜん息)は、空気の通り道である気道が慢性的な炎症で狭くなり、さまざまな刺激をきっかけとして、のどがヒューヒュー、ゼーゼー鳴ったり(喘鳴=ぜんめい)、咳や痰がでて呼吸が苦しくなる病気です。
症状は自然に、または治療により回復しますが、治療や予防を怠ると症状が繰り返します。
年に数回、軽い喘鳴(ぜんめい)を起こすだけの場合でも気道には常に炎症があるため、喘息の兆しが見られる段階から、少しでも早く治療を行うことが大切です。
◇ COPD(慢性閉塞性肺疾患) ◇
COPDは、タバコの煙などの有害なガスを長い年月にわたって吸い込むことによって、空気の通り道である気道(気管支)が狭くなったり、気道の先端にある肺胞(酸素と二酸化炭素の交換を行う組織)が壊れたりしてしまう疾患です。
そのため、酸素を吸って二酸化炭素を排出する「ガス交換」の効率が悪くなり、息切れが起こるのです。
治療にあたっては、まず“禁煙”が重要になります。加えて、咳や息切れを軽くするために、効果が長く持続するタイプの気管支拡張薬を用います。
COPDが進行した場合には、薬物療法だけでなく、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法(機械を使って、自宅で酸素を吸入する治療)が必要になってきます。
メタボリックシンドロームと並ぶ代表的な生活習慣病ともいわれ、40歳以上で発症する頻度が高くなります。 症状としては息切れ、咳(せき)、痰(たん)などを繰り返し、またそれが長期的に持続します。
おかしいな?と思ったらお早目にご相談下さい。
◇ 感染症 ◇
感染症とは、環境中大気、水、土壌、動物(人も含む)などに存在する病原性の微生物が、人の体内に侵入することで引き起こす疾患です。
私たちの身の回りには、常に目に見えない多くの感染症を引き起こす、微生物(細菌、ウイルスなど)が存在しています。
当院では主に肺炎・肺結核などの感染症について、診断・治療を行っております。
また、肺炎球菌ワクチンについてもご相談下さい。
肺炎球菌によって引き起こされる肺炎などの感染症を予防し、重症化するのを防ぐワクチンです。
(但し、全ての肺炎予防を保証するものではありません)
◇ 各種健康診断・予防接種 ◇
当院では、「特定健診」をはじめ、各種健康診断を受け付けております。
ご希望の方は、お電話等にて、お問い合わせ下さい。
自分自身の健康状態についてきちんと知り、適切な健康管理をするために、各種健診を上手に役立ててください。
年に一度は、健診を受けましょう。
●横浜市の特定健診
横浜市国民健康保険では、内臓脂肪の蓄積*に起因する高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病をみつけ、生活習慣の改善、病気の予防を目的とする「特定健康診査」を実施しています。
〇対象者
40歳~74歳の横浜市国民健康保険被保険者
〇費用
1,200円
※4月1日以前から引き続き横浜市国民健康保険に加入していて、前年度の市民税が非課税の方は、1,200円から400円に軽減されることがあります。
*横浜市の健(検)診についての詳しくは、「横浜市」のHPをご覧ください。
◇ 禁煙治療(禁煙外来)◇

タバコをやめたいと思いながらも、なかなかやめられないという方は多いと思います。 現在、喫煙者の実に70%がタバコに含まれるニコチン依存症であるというデータがあります。当院では、個々の患者様へアドバイスを行いながら二人三脚での禁煙治療を行います。
皆さま、頑張って、禁煙を成し遂げましょう!
精一杯、お力になれるよう努力させていただきます。