〜何故、ムーシールドで受け口が治るのか?〜
小児期の受け口は、
@上唇の力が強く上顎の成長が悪い
A下唇の力が弱い
B舌が下の方にあるため唾を飲み込むたびに下顎を前に押す
C噛み合わせ面の不調和
というような特徴があります。
つまり、舌や唇、ほっぺたの力のつりあいの不調和から起こることが多いのです。
ムーシールドには
@早期初期矯正治療としての働き
A被蓋(咬み合わせ)の改善
B舌圧と口唇圧のバランスの改善
C舌を高位(高い位置)に保つ機能
などが1つの装置に盛り込まれています。
これらの機能により、「歯並びを整える」というのではなく、「子供の顎の成長を利用して、上下の歯の咬み合わせの関係を正常なものにしようとさせる」という目的で使用するものです。
しかしこの装置で将来にわたって100%咬み合わせ異常が改善されるわけではありません。
小学校に入学されたあたりから、再び装置を使った矯正に移行することも多いです。
そのような場合でも早くから矯正を始めておくと、無理なく矯正治療が進みますので、3歳頃から矯正治療をご相談されることをお勧めします。